生島 治郎
生島 治郎(いくしま じろう)
主な作品:『傷痕の街』『追いつめる』で第57回直木賞、『黄土の奔流』『賭けるものなし』『片翼だけの天使』『兇悪の門』など
1933年1月25日上海生まれで、2003年3月2日に没した小説家で、本名、小泉 太郎(こいずみ たろう)。
生島治郎というペンネームは結城昌治がつけました。
高校時代から小説を書き始めて、早稲田大学卒業後デザイン事務所に就職しましたが、一年後に紹介で早川書房入社しましたが、薄給だったために密かに社外の原稿を内職で執筆していました。
これが作家としての基礎を築くことになったのです。
『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』の編集長にまで就任しましたが、7年後に小説の執筆することを理由に退社。
半年かけて『傷痕の街』を完成させて作家デビューし、現在、日本においてハードボイルド小説のパイオニア的存在という地位を築き上げました。
江戸川乱歩賞の選考委員をつとめたこともあり、古い枠にとらわれている本格推理小説などは低く評価する傾向にありました。